目 的

「患者さんが少しでも楽に安心して、在宅でより長く過ごす事が出来る」社会を目指して、本会の目的は、「呼吸器疾患患者の症状(労作時息切れ、下肢疲労、食欲不振や不安感など)とADLの改善・QOLの向上および症状発現の予防」とする。

実施内容
1) 個々の症例検討から、運動負荷心肺機能検査などの検査を用いて、症例の病態を明らかにし、生活実態に適した安全かつ効果的な呼吸リハビリテーションの在り方を検討し、呼吸ケアサービス向上に寄与する。

2) 患者および家族の問題点を個別に理解し、適切な解決策を提案し、地域包括ケアの中でより快適な社会生活を実現させるために、在宅での呼吸リハビリテーション(home-based pulmonary rehabilitation)を普及させる。さらに、予防的な呼吸法および運動トレーニングの普及をめざす。

3) 最新の知見や技術の情報収集及び重要事項の再確認について、ミニレビューを行う。

4) 呼吸リハビリテーションの知識や技術を広く普及させるために、今まで以上に双方向の意見交換が出来る場を提供する。


実施要項:年に4回、定例会を開催し、以下の3部構成とする
1) 症例検討会は、従来通りの症例検討とミニレビューで2〜3題とし、時間は2時間以内とする。発表は、音声と映像が撮影されたビデオの作成とする。各演題に対する質問や意見は、演題ごとに「手揚げ」「チャット」で受け取り、事務局でまとめて整理し、司会者は時間内で討論を進める。

2) 症例検討会終了後に、世話人会を開催する。

3) 世話人会終了後に、自由参加で「仲間の集い」を開催し、検討会の内容について討論を深める。
(双方向の意見交換)

参加を呼びかける会員の範囲
医師、理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、臨床工学士、鍼灸師、歯科医師、保健師、介護福祉士、介護士、ケアマネージャーおよび医療・介護・福祉・健康サービスを提供するプロバイダーを含め、呼吸リハビリテーションに関係するすべての職種とする。

本会設立から再開催までの経緯

1995年「運動負荷心肺機能(CPET)症例検討会」を、2か月に1回、CPETデータの解釈を栗原直嗣先生に御指導頂くことを目的に医師が集まり開催。

1998年「呼吸運動療法症例検討会」を、3か月に1回、肺理学療法を “アートからサイエンスへ” を合言葉に、金尾顕郎先生と一緒に理学療法士と医師が集まり開催。

2004年「呼吸運動療法講習会」を琵琶湖セミナーとして年に1回1泊2日で開催。

2007年「呼吸リハビリテーション症例検討会」を、「広く職種を集めて」作業療法士・看護師・訪問看護師・薬剤師・栄養士・鍼灸師等が集まり3か月に1回開催。
「呼吸リハビリテーション講習会」と名称を変更して年に1回開催し、2015年からは森ノ宮医療大学に開催場所を変更して開催。

2019年5月に「第37回 呼吸リハビリテーション症例検討会」を開催後、コロナ禍のために開催を中断していた。

2023年2月25日に「第37回 呼吸リハビリテーション症例検討会(The case conference for personalized pulmonary rehabilitation)」を “患者さんが少しでも楽に安心して、在宅でより長く過ごす事が出来る” ことを目指して再開催を準備している。

事 務 局

呼吸リハビリテーション症例検討会 事務局 代表世話人  前倉 亮治

呼吸リハビリテーション症例検討会 事務局 世話人  金尾 顕郎
 森ノ宮医療大学 卒後教育センター
  〒559-8611 大阪市住之江区南港北1-26-16
  TEL:06-6616-6911  mail:kanaology@gmail.com