理学療法経過  


 平成24年6月20日:PT開始
「入院前は10m歩行も辛かったが、入院して点滴したら楽になった」
「元々外出はあまりしない。仕事は帳面を確認するだけ。階段昇降も坂道も歩かない。」
breathing clear,piping rale(-)
安静時(room air)
 SpO2;97%、脈拍数;80回/分、呼吸数;24回/分、腹部優位の胸腹式呼吸
  下肢、特に両側の内側広筋の筋萎縮が著明
病棟内1周(約130m)
 SpO2;94%、脈拍数;92回/分、呼吸数;28回/分、Borg scale;2、
  下肢疲労感;2(ややふらつきあり)
 wheeze 聴取されず
  BA症状はなく、呼吸法においては大きな問題はない。
  入院前からの低活動、入院による安静に起因する特に下肢筋の廃用性筋力低下
  在宅での自己管理が不十分(内服薬を自己中断することがあった。
 → PT室への出診を拒否したため、病棟内での歩行練習を中心とした全身調整運動(運動トレーニング)、
      呼吸法指導(パンフレット使用)

 6月29日
院内を600m程度歩行してもSpO2;98%、脈拍数;95回/分をキープ。歩行を安定している。

 7月2日
「もっと動けるようになりたい」
階段昇降を用いた運動トレーニング(2階分の昇降)では下肢疲労感;3程度
SpO2低下を認めず

 7月5日
退院につきPT終了
気候が良ければ外出(散歩)するように指導