【症例102】国立病院機構 刀根山病院 三木)Dr. 岩田PT
項 目 内 容
 1.症 例 68 男性 COPD(U)  
  喫煙 4035  身長169cm 体重61kg  BMI21 運動習慣大型散歩
  平成10からDOE 平成20からでフォロー  平成24から当院通院
 2.鍼治療 スケジュール  20159〜121 12
  方法  部位別使用経穴
 ・鍼治療の   鍼前(2015/9/3) 鍼後(2015/12/17) 3ヶ(2016/2/25)
   評価 肺機能検査 FEV1.0 1.62 1.62 1.54
    FVC 3.62 3.6 3.34
      IC 2.43 2.44 2.66
  呼吸筋力 最大呼気 104.5 110.7 81.5
      最大吸気 -88.7 -89 -71.5
  DEXA(kg) 総重量 59.6 59.8 60
  脂肪 16.4 15.7 16.3
    脂肪 40.6 41.5 41.2
  活動(7平均) 消費カロリー 1914 1989 1917
                   
  エルゴメーター漸増負荷 最大運動   AT
  (10W/2min) 3ヶ   3ヶ
    運動時間 1425 1512 1549      
    PeakV 1112 1154 1178 V 670 685 777
  Borg/下肢 8/8 9/10 9/9 2/2 3.1/3.1 2.8/2.8
  RR 34 33 30 24 23 24
  TV 1309 1484 1479 1018 1031 1124
  VE 45 484 442 24.5 23.4 27.4
  VE/V 41 42 38 36.5 34.5 35
  VE/VC02 38 39 37 40 39.5 39.8
  VD/VT 0.35 0.34 0.35 0.36 0.36 0.36
    ΔFo2 3.03 2.92 3.2 3.26 3.42 3.32
                     
 3.呼吸理学 スケジュール 20155〜8 外来 2 20以上
   療法 方法 呼吸理学療法呼吸法指導呼吸動作同調練習自転車エルゴメーター
  による運動療法
  運動療法最高酸素摂取の40%の仕事30Wattで6×3セット(10休憩)
  から開始原則2/のペースで時間を10延長し、仕事
  最高酸素摂取の80%を目標に5Wattずつやし20目標った。
  実施回数は19到達Wattは45Watt
     
    リハ(2016/5/18) リハ(2016/7/27) 1ヶ(2016/9/7)
 ・呼吸理学 肺機能検査 FEV1.0 1.29 1.15 1.35
  療法の評価   FVC 3.15 3.09 3.28
  呼吸筋力 最大呼気 104 112 114.7
      最大吸気 -97 -96.5 -98.2
  DEXA(kg) 総重量 61.8 61.3 61.6
    脂肪 16.2 14.8 15.5
      脂肪 43.1 44 43.6
  活動(7平均) 消費カロリー 1979 2024 1984
  食事摂取(2平均) 摂取カロリー 1893 1653 1678
  CATスコアー スコアー 8 12 9
  6歩行 距離 396m 258m 動作呼吸同調体得歩行距離くなった
  (マイペース) SpO2/BS 95→95/0→3 96→96/0→0.5
                   
  トレッドミル漸増負荷 最大運動   AT
    リハ リハ 1ヶ   リハ リハ 1ヶ
    運動時間 917 1111 1246      
    PeakV02 1238 1312 1199 VO2 738 795 810
    Borg/下肢 9/8 9/8 9/9      
    RR 37 33 32 21 21 18
    TV 1259 1380 1251 1087 1245 1378
    VE 47.1 45 40.2 23 25.7 24.5
    VE/V02 38 34 34 31.1 32.6 30.4
    VE/VC02 37 35 34 36.1 35.6 33.4
    VD/VT 0.36 0.35 0.33 0.36 0.34 0.32
    ΔFo2 3.2 3.54 3.65   3.76 3.69 3.91
 4.まとめ 治療 最高酸素摂取最大運動の)と運動時間増加させた
  評価 その機序
  (エルゴメーター (治療後)最大運動、1換気量増加により呼吸減少し、換気
  漸増負荷 低下したが、換気当量はわずかながら高値たれ、末梢での酸素
    みを節減する作用示唆された
    (治療3ヶ)改善した1換気量換気維持され、換気当量
    になり、末梢での酸素みを増加させる作用示唆された
     
  呼吸理学療法 運動時間増加させた
  評価 その機序
    (治療後)最大運動、1換気量増加により呼吸減少し、換気
    および換気当量低下し、末梢での酸素みの増加作用最高酸素
    摂取および運動時間改善関与した
    (治療後1ヶ)改善した1換気量節減されるが、呼吸回数換気
  換気当量たれ末梢での酸素みをさらに増加させたため、
  最高酸素摂取ばさずとも運動時間延長した